小型月着陸実証機SLIMが日本初の月面着陸を達成!

小型月着陸実証機SLIMが日本初の月面着陸を達成!

2023年9月7日に種子島宇宙センターより打ち上げが行われた小型月着陸実証機SLIMが、2024年1月20日の0時20分ごろに月面着陸を行いました。


小型月着陸実証機SLIM ピンポイント月着陸ライブ・記者会見 – JAXA公式You Tube

無人探査機の月面着陸は2023年8月23日に行われたインドのChandrayaan-3(チャンドラヤーン3)以来およそ5カ月ぶりで、日本初かつ、旧ソ連、アメリカ、中国、インドに次いで5番目に月面着陸を成功させた国となりました。

 

SLIMの目的の一つは月面の目指す場所にピンポイントに着陸を行う高精度着陸技術の実証ですが、それについても「ほぼ成功しているのではないか」とJAXAはコメントしています。

これまでの月面着陸は数km~数十km単位で着陸ポイントに誤差が生じていましたが、SLIMでは誤差を100m以内に収めているとされています。

また、月面着陸は傾斜や石などの障害物が少ない、非常に限られた場所への着陸が求められていましたが、SLIMで険しい地形などにも安全に着陸できることが実証されたことで着陸地点の選択肢が広まり、さらにこれまで探査が行われてなかった地域の調査も視野に入れることが可能になります。

ピンポイント着陸のデータは現在解析を行っており、正確な評価には1カ月ほどの時間がかかるとされています。

 

一方で着陸後に太陽電池が動作していないといったトラブルもあり、JAXAは「パネルが計画と異なる向きになっていることが考えられる」として、着陸約2間後に電源が切られたうえで、状況の調査が現在行われています。

 

月面探査は各国で活発化の動きを見せており、アメリカでは有人の月面探査を目指すNASA主導のアルテミス計画の他、民間企業であるAstrobotic Technology社によるPeregrine Mission One (PM1)の打ち上げが2024年1月8日に行われ(推進システムのトラブルにより失敗)、ロシアでは2023年8月19日にルナ25号による月面着陸に挑戦しています(月面墜落により失敗)。また、中国では2024年に月面探査機「嫦娥6号」の打ち上げを計画しています。

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