中国の有人宇宙船「神舟15号」打ち上げ成功

中国の有人宇宙船「神舟15号」打ち上げ成功

2022年11月29日午後11時ごろ(日本時間30日午前0時)、中国北部甘粛省の酒泉衛星発射センターよりロケット「長征2号」および有人宇宙船「神舟15号」が打ち上げられました。

「神舟15号」には費俊竜(ひ・しゅんりゅう)氏、鄧清明(とう・せいめい)氏、張陸(ちょう・りく)氏の3名の宇宙飛行士が、中国の宇宙ステーション「天宮」に滞在するため搭乗しました。また、この打ち上げによって「天宮」の建設が最終段階に入ります。

ロケットは約6時間後に宇宙ステーションにドッキングされました。その後乗組員は「天宮」に移り、約半年前から滞在していた宇宙飛行士と合流を喜ぶ様子がメディアなどで伝えられました。


打ち上げの様子 – TVBS新聞網Youtube

中国の宇宙ステーション「天宮」について

「天宮」は中国政府により建設が進められている宇宙ステーションです。その名前は中国で最高神を意味する「天帝」の住まいに由来します。

2021年4月の建設が開始され、2022年度中に完成が予定されています。宇宙ステーションを作る物資や人員の運搬のため、1年半で10回以上打ち上げが行われ、今回が12回目となります。

宇宙ステーションは2つの実験モジュール*と宇宙ステーションの管理・制御を担うモジュール、計3つのモジュールで構成され、T字型になっているのが特徴です。

*モジュール…宇宙ステーションを構成する組み立て型の施設・設備

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