新たな日本人宇宙飛行士候補2名が発表
JAXA宇宙飛行士候補者選抜の結果に関する記者会見-JAXA公式You tube
JAXAは2月28日に選抜試験で選ばれた、新たな宇宙飛行士候補の発表を行いました。
宇宙飛行士候補に内定したのは諏訪 理（すわ まこと）さん、米田 あゆ（よねた あゆ）さんの2名です。2人は今後宇宙飛行に向けての訓練を数年に渡り行う予定となっています。
諏訪さんは46歳で、世界銀行の上級防災専門官です。選抜時の年齢は油井 亀美也さん（当時39歳）を上回る最年長となります。
記者会見では小学校5年生の時にアポロ17号の船長と出会って宇宙飛行士に興味を持ったことや、宇宙開発事業が世界的にも増えていく中で、日本がリーダーシップを取るのに貢献したいとの旨を語っています。
米田さんは日本赤十字社医療センター、虎の門病院の外科医です。若田 光一さん・山崎 直子さんと並ぶ最年少の28歳の選抜者で、3人目の女性宇宙飛行士となります。
記者会見では向井千秋さんの伝記が宇宙飛行士を志すきっかけになったことや、多くの人が宇宙に行く時代が来る時、医者として学んだことが生かしたいとの旨をコメントしています。
日本人宇宙飛行士は2030年までに運用が延長されたISSへの参加の他、月探査プロジェクトであるアルテミス計画への参加も期待されています。
宇宙飛行士候補選抜試験が行われたのは13年ぶりで、6回目となる今回は2021年12月から募集され、その後およそ一年をかけて書類を含め5回の選抜が行われています。総応募数は4000名以上で、史上最多となりました。
